産んでいただいた感謝と生まれてくれた感謝
2012年04月11日 水曜日
法人本部関連事業の、「佼成学園幼稚園(東京都世田谷区)」の入園式に参加してきました。最寄駅は京王線烏山駅、閑静な住宅街と生産緑地が混在している場所に幼稚園はあります。広大な敷地と園児数は都内でも屈指の規模です。数年前に新築した園舎は、木の香り漂う雰囲気の2階建で体育館並みのホールを有しています。
入園式では新入園の子ども達約100人が保護者と手をつないで登場しました。新品のスモックに名前や好きなキャラクターのワッペンを付けて一人ひとりのオリジナルです。前日4月8日はお釈迦様の誕生日、「はなまつり」でしたから式場にも花御堂が祭られ参加者も甘茶をかけてお祝いしました。
今年から就任した新園長先生の挨拶の内容は、初めて登園してきた大人も子どもと一気に距離感が縮まった素晴らしいお話でした。それは入園したての子ども達に、「隣に居るお父さん、お母さんと握手をして、産んでくれて育ててくれて有難うございます」と言ってみましょう。その後には、「お父さん、お母さんは子どもさんをギューと抱きしめて、生まれてきてくれで有難うございます」とおっしゃってください。この2つの言動で会場内は笑いと歓声で温かい優しさに包まれました。
さらに園長先生はこの日のために練習したハーモニカ演奏を披露され、職員と一緒にウェルカムソングで入園者をお迎えされました。
産んでいただいた感謝と、生まれてくれた感謝、深い深いご縁があって親子になった人と人がお互いの存在意義を確認したような素晴らしい光景でした。特に子どもを抱きしめてあげる、全てを肯定してあげる親の行為によって子どもは自己肯定感(自尊感情)を養っていくのです。
入園式は月曜日に行われましたが、ここでも育メンは増加中、数十人のお父さんがスーツ姿で参加しビデオ、カメラ撮影を一生懸命されていました。式典が終わった園庭では春のうららかな風の中、クラス毎に親子の写真撮影が始まりました。御家族にとって、思い出に残る入園式になったことでしょう。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ