子育てのタブー5Kとは、過保護・過干渉・過期待・過放任・過許可
2012年03月02日 金曜日
和田小学校の校長先生にご来園いただきました。昨年度に引き続き、今年4月から小学校へ入学する年長児の保護者対象の懇談会を行いました。
その続編です。
続けて、子どもは発達と共に、社会性が拡がり子ども同士の関わりの中でのトラブルが怒るのは当然です。その中で子どもなりに折り合いをつけているのです。是非保護者の皆様にご理解いただきたいのは、親がトラブルを避けさせるということはなさらないでください。
いずれ子どもは親離れをしていくのですから、自立をするためには周りとのトラブルは必要なことです。
子ども自身の悩みは財産という発想で見守ることです。悩み(財産)を親が横取りしないでください。
子育てのタブー5Kとは、過保護・過干渉・過期待・過放任・過許可と言われています。
子どもの自立は、国や地域によって異なりますが、日本では18から20歳でしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんに対して、怒る人はいないのです。それは赤ちゃんには義務や責任がないからと解釈できるでしょう。その後、成長するに従って義務や責任が伴ってきますが、児童の内(解放されている時期)には、たくさん失敗した方がよいと思います。
さて、人間の顔の筋肉は44あるそうです。カブトムシ数個しかないので笑顔はつくれません、怒っている猫、笑っている猿、進化によって生物の表情だんだんと豊かになるのです。人間はたくさんの表情筋を使って、喜怒哀楽を表現できる能力を身につけているのです。
ですから、人の話を聞くときに相手の顔を見ることがとても大切です。言葉による喜怒哀楽表現と表情による表現が相乗効果的になっているのです。
このお話を伺って、前序の入園希望保護者説明の際にお伝えしている有名な、『メラビアンの法則』と重なりました。法則では、コミュニケーションにおいて相手に伝わる割合が、「言語」…7%、「話し方」…38%、「態度」…55%と言われています。目は口ほどにものを言うという言葉もあるように、特に大人対子どものコミュニケーションにおいては、大人側が高圧的にならないよう十分な配慮が必要です。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ