朝の排便習慣を
2012年02月14日 火曜日
4月から小学校へ通う年長児と保護者の心配事の一つ、「うんち」について読売新聞に掲載されていました。記事によると、TOTOが小学生988人に、「学校でうんちをしますか」と聞いたところ、「絶対しない」「できるだけしない」と答えたのが369人もいたのだそうです。たしかに学校でうんちをすると、周りから囃し立てられたりした記憶がある大人も多いことでしょう。
早稲田大学の前橋教授が行った、全国の保育園に通う5・6歳児、24,000人の生活アンケートでは、家で毎朝うんちをして来るのは30%に留まっています。朝の時間にゆとりないことに加え、朝食量の不足と内容の悪さが排便を誘発せず、排便をしないで登園・登校すると体調がすっきりせず、活動量が低下するという結果も出ています。なんと排便しないと握力も低下し、遊び中のケガの発生の原因の一つになるのでしょう。
どうすれば朝の排便リズムが整うのでしょうか、朝食が菓子パン等だと栄養吸収後に十分な重さと体積が残らず、排便まで至りません。食物繊維と水分を補給することがポイントですし、おおむね食後30分程度で便意をもようすので、それだけの余裕をもって起床し、朝食を取ってから、「トイレに行く習慣」を小学校入学前までに整えておきたいものです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ