買ったクルマで2泊
2012年01月05日 木曜日
映画配給会社との契約上の理由で日本では購入できなかったDVD3,000タイトルが、東京・代官山で買えるようになりました。日本初のDVDオンデマンドサービスを導入しオーダー後30分でDVDが出来上がります。
その場所は昨年12月にオープンしたTサイト。旧山手通り沿いに建てられた瀟洒な数棟の建物をガーデンが囲んでいます。近くにはエジプトやマレーシア大使館がある街並みにお目見えしたTサイト、おおむね60歳以上のプレミアエイジをターゲットにした店内は、こだわりの逸品が選べる構成になっています。書籍も、旅行・クルマ・料理・人文文化・アート・建築の6ジャンルに絞り品揃えは日本国内随一になっています。6ジャンルの書籍コーナーにはそれぞれコンシェルジュが配置され、マニアックな要求にも応じてくれます。
たとえば「旅」、書籍の旅の夢を膨らませた後は、トラべル・ルコンシェルジェがオーダー設計の旅の提案を顧客とともに作り上げてくれます。次は「クルマ」、若者のクルマ離れが加速している現在ですが、プレミアエイジにとってクルマは青春そのものでしたから、働いた給料を惜しむことなくつぎ込んだモノがクルマ(特に男性でしょう)でした。
ユーミン(松任谷由美)の夫、松任谷正隆さんも還暦を迎え、自身が出演している自動車専門番組1,300回記念でクルマに込める思いを次のように語っていました。初めて買ったクルマ、トヨタ・カローラスプリンターで2晩寝た思い出があります、部屋を買ったような気持ちで嬉しくて世界が変わったような気分でした、と。
私も20歳でクルマを転がし始めて30年、660~3,000ccの10台に乗り継いできましたが、男にとってクルマは「こだわり」を超えた存在です。Tサイトには自動車雑誌CG等のバックナンバーがズラリと揃っていますから、当時乗っていたクルマの記事を読み始めると、瞬時にタイムスリップできます。平成の時代になっても乳幼男児はクルマ・電車好きです、なぜそれに惹かれるのか「子どもと哲学」してみても面白いでしょう。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ