保育園は、かけがえのない時間を過ごす大切な空間
2011年11月02日 水曜日
育子園の保護者で大手設計事務所に勤務している方から、社内報を見せて頂きました。「子育てしやすい沿線の実現」を目指して、首都圏を中心に駅前型保育所等の開設を進めている会社です。施設区分として、駅ビル内のビルインタイプや駅周辺に園舎を造る独立タイプ、オフィスビル内の事業所内タイプを手がけています。
保育所設計には、児童福祉法、建築基準法、バリアフリー法、消防法、自治体独自の条例、食品衛生法や都道府県など諸々の関連省庁等との調整が必要になります。また、地域に根ざす保育園として近隣住民や町会との話し合いも大切になってきます。
その社内報に、育子園ことを紹介をしてくださいました。
「昨今の保育園事情は私達の知っている昔のいわゆる、「保育園」とはかなり異なり、「進化した保育園」に様変わりしているようです。(私の子どもの保育園の場合ですが)。例えば…食事は「完食主義」ではなく、給食の量は自己申告制のセミバイキング、苦手なメニューは一口からチャレンジ!お昼寝も選択制で、眠たくない子は静かに遊んでいてよいなどなど。集団の保育から個を大切にする保育へと変化していることには驚きつつも嬉しく思いました。…」(後略)
「進化した保育園」と表現していただいたとおり、日本の保育は世界の保育からみると2周遅れ以上と評され、多くの保育園・幼稚園で大人主体・大人中心の保育が行われてます。育子園では、世界標準である「子ども中体・子ども中心の保育」にしていくために、新宿せいが保育園の藤森園長先生が具現化した保育を5年前から導入したのです。
子どもは自ら環境にはたらきかけて発達していくのですから、保育園の役割は発達を促す保育環境を用意することに尽きます。保育環境の中でもとりわけ人的環境(保育者)のスタンスが最も重要になってきます、「子どもとの距離感を考えながら、子どもを見守る」ことがポイントと言えます。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ