一人ひとりがユニークな存在
2011年11月28日 月曜日
来年4月入園希望の見学者が毎日のようにいらっしゃっています。ご夫婦でいらっしゃる方も多く、育メンがだんだん定着してきているようです。大切なわが子を長時間預ける園になるのですから、中には6カ所目の保育園見学ですという方もいらっしゃいます。
パワーポイントで園の概要説明をする時、保育理念「仏教精神を基盤とした、子ども主体・子ども中心の見守る保育」の項目では、お釈迦様の教え「寛容・調和・平等」を保育で実現できるように努めています。例えば、歌手のスマップが歌って大ヒットした、『世界に一つだけの花』の歌詞を思い浮かべてもらいます。子どもは一人ひとり、両親の素晴らしいDNAをちゃんと受け継いで生を受け、誰一人として同じ人間はいないのですから。
10月26日付、職員のブログにも、「私自身も現在子育て中です。まだまだビギナーママで、毎日いろんな場面でつまづきます・・・我が子の保育園の行事で他のお子さんの姿を見ては 、「あの子はこれが出来る・・・この子もできる・・・」なんて比べたくなる自分がいます。そんな気持ちが出てきそうな時は、大きな声で「世界でひとつだけの花」を歌います。…(後略)
わが子を思う母親としての、率直な気持ちが表現されている文章です。
歌詞の通り、人間だけが他と比べて驕慢(きょうまん)になったり卑屈(ひくつ)になったりの繰り返し、いつまでたっても精神的・肉体的に満足することがない貧欲(とんよく)にうごめいているのでしょう。ユニークの意味を日本では、独特、珍しい、面白い…の意味で使う場面が多いのですが、 唯一の、一意の、無比の、独自の、固別の、無双の…が、ユニークの第一義でしょう。
我々一人ひとりがまさしく、宇宙的ユニークな存在として生を受けているのでいるのですから。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ