食器を運ぶ0歳の子ども
2011年10月28日 金曜日
本ホームページ、「園のこだわり」にドイツ・ミュンヘンから、保育主任の現地レポートブログが掲載されています。「見守る保育」を主宰している新宿せいが保育園の藤森園長先生と、全国から集まった20人が1週間かけてミュンヘンの保育園、幼稚園を視察見学するツアーです。
私も昨年6月に参加しましたが、ミュンヘン市も最大限のバックアップをしてくれるツアーですから大船に乗った気持ちで参加できます。今年も限定20人でしたから、キャンセル待ちがでるほどでした。10月末のミュンヘンは最低気温が5度になることもあるそうです。昔、ビール会社のテレビコマーシャルに、「ミュンヘン、札幌、ミルウォーキー」というキャッチフレーズがあったとおり、緯度が同程度のビールの街。この季節は暖かいビアホールで白ビールといったところでしょうか。
参加しているメンバーは、「見守る保育」を実践したり理解している方々ですが、海外の「見守る」理念や職員実践を目の当たりにし、まさに目からウロコでしょう。その象徴のような0~2歳児の食事場面が、10月26日の藤森園長先生のブログに掲載されています。
このブログのような保育を現在の日本の保育現場では、考えることができる保育者は少ないのではないでしょうか。国際的には子どもの基本的人権、生存、成長、発達の過程が示された、「子どもの権利条約」が示されていますが、その解釈は国ごとに違い、子どもに対する考え方それに基づく保育実践も様々です。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ