全てと調和する方法
2011年09月21日 水曜日
興味深い話を聞きました。
『…私たちは今こうして生きている(生かされている)わけですが、心臓は休むことなく動き続け、体内に血液を送ってくれています。なぜそのように働いているのかを、心臓自体は知らないのではないでしょうか。DNA遺伝子にプログラムされた通りに、ただ黙々と淡々に働いているのでしょう。他の臓器も同様でしょう。「なぜ自分はこんなことをしているのか」などと疑問を感じている臓器は一つもなく、真面目に働いてくれています。
万一、その臓器のどれか一つでも欠ければ、私たちの体は正常に動かなくなります。さまざまな臓器が働いて初めて、人間の体というものが成り立っている、生かされていると言うことです。つまり、どれが重要で、どれが重要でない、などということはなく、全てが等しく重要な臓器、重要な存在であるということです。
価値のない人間は1人もいない、とお釈迦さまはおっしゃっています。お釈迦さまが誕生されたとき、「天上天下唯我独尊」とおっしゃっいました。「世界中でだめな人は1人もいない。みな、尊い」、「世界中の人々は、みな、1人ひとり尊い」という意味だそうです。
自分なんか、たいして世の中の役には立っていないように思えても、本来は皆、家族や地域、社会のためになど、いろいろな関係の中で関連しあって生きています。誰もが必要あって生まれ、生かされているのですから、価値あるいのちを、今この瞬間にいただいている、と言えるのです。…』(文責:園長)
自分の思いどおりにならなくて、怒ったりストレスを感じると臓器に良くない影響を及ぼすことは医学的にも証明されています。世の中は自分の思いどおりになることは何一つないと、「諦める(悟り)」ことができたら全ての悩みは無くなるのでしょう。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ