子どもは大人を見て育つ
2011年09月30日 金曜日
今年も9月21日~30日まで秋の交通安全運動が行われています。今年のスローガンは、「やさしさが走るこの街この道路」で、重点項目は①夜間の事故防止、反射板と自転車ライト点灯 ②全ての座席でシートベルト、チャイルドシートの正しい着用 ③飲酒運転の根絶 ④二輪車の交通事故防止、です。
気軽に乗っている自転車も、ひとたび交通事故を起こすと民事と刑事の責任が問われます。たとえば、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中、歩行者と衝突した自転車の交通事故では、5,000万円の賠償金が請求された事例もあります。
自転車は車道走行が原則で歩道は例外になっていますが、欧州のように自転車専用レーンの整備が進まない現状で車道を走るのには勇気いる人々が多いのも事実です。
さらには最近の自転車ブームの中、ブレーキの無い競技用自転車で公道を猛スピードで走行し、大事故を起こすケースが増加しています。
育子園では4、5歳児を対象にした杉並警察署の交通安全教室が行われました。町内会の皆さんも参加していただいて、5歳児対象に来年4月から一人で小学校に通うので、信号機の確認と横断歩道の渡り方をおさらいました。お巡りさんが話し終わると、ある子が「お母さんは、黄色信号でも○○するよ!」と言いました。周りにいた大人は失笑、お巡りさんは、「黄色は渡らないようにしましょうね!」と話してくれました。
「子どもは大人が言った通りには育たない、大人がやった通りに育つ」と昔から言われているように、保育者も子どものお手本になれるよう日々の言動を三省しています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ