マラッカ海峡のお陰
2011年07月26日 火曜日
ペナン島の国際空港から滞在先ホテルまで定額制のタクシーに乗ろうとしたところ、順番待ちをしていたタクシーのトランクにスーツケース2個は入らないので、タクシーが2台必要だと言われました。タクシー乗り場にやってくるタクシーの種類や車種は多種多様でドイツの高級車やミニバン、エコノミーなセダンがどうやら協定同一料金で運用されているようです。
このシステムは利用者に不利なので、そのタクシーをスルーして十数台パスした後にドイツ車の順番になったところで再乗車を試みた結果、Eクラスのトランクには2個が余裕で収まり、何のことはなく1台で万事解決しました。その運転手さんは日本に2回渡航したことがあるそうで、清水の次郎長に会った?とおっしゃっていました。
さて、マレーシアの物価は日本の約4分の1で、特に食べ物は10分の1程度のものが沢山あります。屋台が有名な地域で、今回宿泊しているペナン島のバトゥフェリンギにも日本で言うところの焼き鳥のマレーシア版、サテ-が1本10円程度で食せます。
南国の差しが傾きかけ少し涼しくなった頃になると、大勢の観光客や地元の人々で屋台街はとてもにぎやかになり、東南アジア独特の雰囲気が異国情緒に彩を添えています。これはマレーシアがインド洋と南シナ海の中間に位置し、マラッカ海峡が古くから海洋貿易の要所として商人や旅行で往来する人々が多く、様々な文化を受け入れてきたからです。
屋台料理にもマレー、ニョニャ、中華、インド料理等があり、特に欧米人親子連れを大勢見かけたのも印象的でした。様々な人種を問わず人々を魅了する食い倒れの町が数多く存在するこの国の伸びしろを感じた一時でした。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ