保育道の恩師と共に
2011年07月15日 金曜日
7月9日に新宿せいが保育園の藤森園長先生にご来園いただいて、園内研修を行いました。最初に各保育室を見学していただ、それぞれのクラス・グループの担当職員から保育室の環境設定のコンセプトや特徴を説明してもらいました。そして藤森先生から、子どもの発達に応じた環境設定の観点から考えた設定のアイディアをご示唆いただきました。
たとえば、3~5歳児3グループの保育室にそれぞれ特色があると子ども達は、あの遊びをしたいから○○グループへ行ってみようと思うので、自然に子ども達の交流ができるのです。約1時間かけて1~3階の保育室をご覧いただき、沢山ご示唆をいただましたので、さらなる0~6歳児の連続性発達を保障する環境を設定していく楽しみが発見できました。
見学の後は、職員40人がホールに集合して研修会を行いました。3人の職員が見守る保育の導入や新宿せいが保育園の保育実習で学んで実践したことを発表しました。大人主導の年齢別一斉保育から子ども主体の選択制保育へ改善したことにより、職員自身がゆったりと過ごせるようになったことなどを語っていました。
随行4人の職員さんからも、見学して感じたことを率直に発表していただきました。そして藤森先生からは、数年前に育子園に来た時と比較すると、職員の皆さんが子ども主体の保育を学んで、園内の環境が大きく変化していることや保育園においてのチームワークは野球型よりもサッカー型が良いことを教えていただきまいた。
職員から子ども主体の保育を実践するためのさまざまな質問が出ましたので、藤森先生から一つ一つ深遠に丁寧にお答えいただきました。
さて、今年のドイツ・ミュンヘンでの保育視察ツアーは10月下旬に決定しましたので、育子園から保育主任に参加してもらうことにしました。ツアーメンバーは20人限定ですから、研修の最後に藤森先生にも紹介させていただき職員全員拍手で承認してもらいました。
研修会終了後は、園庭の真ん中に藤森先生お手植えの木を植樹していただきました。お手植えの木は職員からのリクエストでイチョウの木にしました。まっすぐ大きく伸びたたイチョウの木の上に2階建てツリーハウスを造る夢があるのだそうですから、どんなハウスができるか今から楽しみです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ