不思議な風鈴
2011年07月13日 水曜日
7月9日は育子園に全国から8カ所の保育園の保育者が見学にいらっしゃいました。育子園から徒歩1分のセレニティホールで、新宿せいが保育園の藤森園長先生講演のために上京した園の方々です。茨城県、栃木県、東京都、神奈川県、そして遠くは宮崎県から約50人の方々が熱心に園舎内と園庭をご覧になっていました。
どの園も子ども主体・子ども中心の「見守る保育」を進めている保育園ばかりですから、育子園の保育室内の環境設定も多少は参考になる点があったのではないかと思います。このように全国の園から見学に来ていただけることは、保育室を設定している職員にとっても嬉しいことのようです。子どもは自ら環境にはたらきかけて発達するのですから、それを予測して備品や動線を職員が話し合ってレイアウトするのは楽しいことです。また、子どもの発達に応じてレイアウト変更することが年間通して何回もあります。
園庭の緑化については、皆さんから讃嘆の声をいただきました。中には早速、日よけ(スカイシェード)を導入される園もありましたし、芝生の育成や樹木管理も大変興味を持っていらっしゃいました。
今回の見学に関連して、とても不思議なことがありました。実は、7月8日に園庭に飾る「風鈴」を近くのホームセンターに購入しに行きましたが、今年は節電関連商品の売れ行きがウナギのぼり、風鈴も完売状態であきらめました。ところが見学にいらっしゃった保育園から、なんと「風鈴」のプレゼントをいただいたのです!「風鈴を持ってきました」と手渡された瞬間、びっくりして鳥肌が立ちました。
その先生に実は風鈴が欲しかったことをお話すると、その先生もとっても驚いていらっしゃいました。早速、玄関先に飾ると南風を受けて涼やかな音色を響かせていました。
このように凡夫からすると本当に不思議なことがよくあります。私なりに考えてみるとそのようなときは共通点があるようです。それは自分の損得勘定を抜きにして、自分以外の周りの人や地域が喜んでくれることを考えたり、実践していると不思議なことがが多々あるようです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ