緑の宝庫
2011年07月06日 水曜日
埼玉県加須市にある埼玉園芸に行ってきました。山手通りから首都高速(中野長者橋)に乗って約90分の道のりでした。加須市周辺に入ると一面、水田や畑が広がっていて、のどかな田舎道を走っていると突如、巨大な園芸ドームが現れます。
駐車場で車を降りても、すぐにはドーム内に入れません。ここは一般客だけでは入場できない業者専用の場所なのです。電話をして待つこと1分、担当者と一緒にさっそく中へ入ってみました。埼玉県で最も大きな市場だけあって、数えきれない数千もの園芸品が展示されていました。いわゆるホームセンターや園芸品店の店頭に並んでいる物とは比較にならない大きさの鉢植えだけでも、数百鉢も並んでいました。
樹高が5メートルにもなろうとするヤシやサボテンもあり、まるで○○ジャングルセンターのようです。今回はるばる埼玉までやってきたのは、園舎1階ロビーの天井高にぴったりの観葉植物を探すためです。場内をじっくり何回も回り品定めをした結果、樹形の良いカポックとベンジャミン3つが目にとまりました。写真ではさほど大きく感じませんが、2.5m以上ある鉢植えばかりです。
ロビーに置いた場合の雰囲気や子どもとのマッチングを考えて、やっと一つに絞りました。2.8m高もある枝ぶりがユニークなカポックです。お店の方によるとバブル時代は大きければ大きいほど需要が高く金額に関係なく飛ぶように売れたのが、バブル崩壊とともに観葉植物市場もサイズダウンしていったそうです。納品は7/7の七夕に決まりましたので、1階ロビー天井にLEDスポットライトを増設してライティングを計画しています。
また、駐輪・駐車場のフェンスにもツタ類を植栽しましたので、2年後にはオレンジ色の鮮やかな花が咲き誇るグリーンフェンスになると思います。園庭のゴーヤーカーテンも3メートルの高さまで伸びて、明るい葉裏を輝かせています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ