岩手で保育ボランティア
2011年07月08日 金曜日
3.11東日本大震災の被災地、岩手県下閉伊郡山田町の保育園に育子園職員2人が7月と8月、保育ボランティアへ参加することになりました。
この保育ボランティア隊は東京都社会福祉協議会保育士会が日本ユニセフ協会の協賛を得て、東京都内の保育士資格者を募って派遣している企画です。実は厚生労働省も3月から現地派遣を計画してはいますが、未だに派遣先や日程も決まらずにいますので民間が先に動き始めたということです。
なぜ山田町かというと杉並区の保育園で働いていた職員の故郷が山田町で、そのご縁で保育の援助が欲しいという現地の要望で2カ所の保育園で保育ボランティアが実現することになりました。
以前このブログでご紹介した、福島県から6月末まで非難していた母子対象の赤坂プリンスホテルでの保育ボランティアは東京都の調整に時間を要し、そうこうしている間に6月末になってしまい実行できませんでした。国や東京都などの大きな組織は決断するまでに多くのステップを踏んで、リスクが無いような意思決定をするのでしょうからタイミングを逃してしまう結果になっているようです。
山田町への保育ボランティア説明会が今週中に行われますので、人的派遣の他にも園で支援できることがあればと期待しています。ちなみに宿泊場所は近くのお寺で、自宅が被災して非難している方々と一緒に寝泊りするそうです。
山田町の保育園で働いている保育士さんの中にも、家族や家を失って避難所生活をしながら保育をしている方もいるそうです。東京から派遣される保育士と現地の保育士との心の交流が期待されています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ