音楽一家の保育園と中杉通りの幼稚園訪問
2011年07月04日 月曜日
杉並区にある聖心保育園を園長会議で訪れました。育子園は杉並区の東南の「はじっこ」にありますが、聖心保育園さんは北西のはじにあります。きちんと区画整理された住宅街にある保育園で与謝野晶子さんとゆかりの深い保育園でもあります。
副園長先生はフランスに10年間、音楽留学された方で育子園の夕涼み会でトランペット演奏をしていただいたり、園で活用できるITツールを学び合ったりしています。また、園長先生はフルート奏者でサントリーホールでリサイタルを開かれたり、多くのCDも制作されている、まさに音楽一家(園)です。
また、育子園と同じ時期に東京都補助金で園庭の芝生化を行っています。訪問した時はスプリンクラーが涼しげに回っていました。園庭にはゴーヤーのカーテンがすくすくと育っていて、緑の多い癒しの空間になっています。
聖心保育園さん訪問後は、阿佐ヶ谷駅から徒歩2分の場所にある、「世尊院幼稚園」さんを訪問しました。先日のブログでお伝えした、画期的な企画として杉並区内の幼稚園と保育園合同の第1回目の勉強会が開かれました。世尊院幼稚園は60年前に、宗教法人世尊院が、仏教的情操教育を目的として合掌する心が育つことを理念としています。
先日、園長先生とお話する中ではじめて知ったのですが、世尊院幼稚園さんには園舎に接した園庭と第2園庭がJR阿佐ヶ谷駅を南北に抜ける、通称けやき通り(中杉通り)をはさんで存在しています。その理由は、そもそも世尊院の本堂は現在のけやき通り上にあって、道路開通のために遷座(ご本尊をお移しする)したのだそうです。
世尊院の歴史は古く、今から約600年前の1492年に創建されたそうですから、その昔「中杉道り」は世尊院さんにお参りする参道だったのかもしれません。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ