せんたく かあちゃん
2011年06月22日 水曜日
杉並区内の認可保育園を見学しました。一つ目は今年4月に開園したばかりの、「杉並ゆりかご保育園 のはら分園」で、杉並区役所や東京メトロ南阿佐ヶ谷駅から徒歩1分の場所にあります。杉並区関連ビルの3階にある保育園で、約40人の0~5歳児が生活していました。
腰壁や窓枠は天然木の素材感が漂って柔らかい空間に仕上がっています。水周りは育子園でも昨年導入した製品と同じものが入っていました。やはり、シャワーブースは出入口がフラット過ぎて床に水が逆流するそうで毎回タオルを敷いているそうです。ちなみに育子園では、アクリル板を取り付けて改善しました。
子ども用のテーブルや椅子はこだわりがあって特注品でした。天然木の物品には、「ゆりかご」と焼印が押されてありました。
ユニークだったのは、洗濯物置き場ロッカーには、「せんたく かあちゃん」。シャワーブースには、「おふろだいすき」とサインが掲げてありました。ただ単に場所を示すのではなく、イメージが膨らむアイディアだと思いまいた。
二つ目の保育園は、JR荻窪駅から徒歩2分の、「荻窪北保育園」です。杉並で最も大きなターミナル駅の商店街にある保育園で、6年前に公立保育園から民間委託されました。一時保育も行っていてご家庭で育児をしている方が、通院やリフレッシュなどで子どもを預かる保育制度です。杉並区内在住の生後6ケ月から就学前の子どもが対象です。
保護者は事前に登録するのですが、なんと登録者は1,000人超だそうです。約50平米のスペースで定員は10人ですから、ゆったりとした空間が確保されていました。お邪魔した時は給食の配膳が完了したところで、ナチュラルな備品で揃えられたランチテーブルは、ヨーロッパの保育園のようでした。
園長先生から、北イタリアの小さな町で行われている世界的に有名な幼児保育・教育、「レッジョ・エミリア」展が原宿で行われていて、見学してきた話を聞きました。7月31日まで開催しているので出かけてみようと思っています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ