3年越しの室内ブランコ
2011年06月13日 月曜日
「見守る保育」を提唱している藤森先生が主宰する保育環境研究所「ギビングツリー」に協賛している、保育環境設計会社㈱アネビーの園庭設計カタログに育子園の園庭が掲載されています。築山サーフィンをしている卒園児のお母さんに写真をお見せしたら、目を細めて活き活きと遊んでいる自分の子どもに感動なさっていました。
人工芝の築山とスカイシェード(UVカットの日よけ)やプールとウッドデッキ、室内のロフトハウス等の保育環境を設定してもらっています。担当者のKさんは、とにかく子ども目線の方で子どもの気持ちになって、楽しいことをどんどん提案してくれる方です。話し始めたら止まらないほど、頭の中はアイディアで一杯なのでしょう。
㈱アネビーの社長さんは、子どもの「考える力」と「行動意欲」を養うことが大切。「考える力」とは、人の話を聞き、自分の意思を伝えることから生まれる能力です。異年齢集団の中で子ども同士のコミュニケーションを尊重する保育環境が重要です。
「行動意欲」を高めるには、自然と人工物で五感を刺激する環境を整えることです。自然は、人間の意思とは無関係な法則によって、環境を変化させます。この変化が、子どもに驚きと感動、好奇心を抱か「行動意欲」を誘発します。
この変化が、幼児の驚きと感動、好奇心を抱かせ「行動意欲」を誘発します。賢く設計された園庭は、子ども達のコミュニケーション能力を育て、真似をしながら挑戦する楽しみを生み出してくれます。
幼児期における教育・環境がとりわけ重要な理由は、人間はその時期に最も大きな影響を受け、膨大な情報を吸収するからです。「考える力」と「行動意欲」を身に付けた子どもは、将来安定した家族を社会の中で築けることでしょう。
というメッセージを伝えています。
子どもは自ら環境に働きかけて発達していくのですから、子どもの探究心や好奇心を引き出すために、保育室の各種遊びコーナーやゾーンがあるように、園庭にも体を動かしながら身体能力を高め、チャレンジ意欲を駆り立てる遊具や広場等のゾーン・コーナーが理想です。
と、このブログを書いていたら、㈱アネビーに発注していた、「室内ブランコ」が届きました。椅子部分はゴム製で衝撃を吸収するタイプです。このブランコは、3階にある3~5歳児グループの職員達からブランコを天井からつり下げて子どもた遊ぶと楽しそうですと、嬉しそうに申し出があったので、即、発注したHAGS社(スウェーデン製)の商品です。
このように職員から子ども目線で楽しいことを提案してもらうと、即決することが多々あります…。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ