子育てって・・・
2011年06月16日 木曜日
先日、スポーツを中心にとり入れ、人気が殺到している幼稚園の紹介をテレビで観ました。そこの子どもたちは、空中逆上がりを何度もやったり、跳び箱を軽々と跳び越えたり、プールで泳いだり・・・みんなイキイキと、そして黙々と取り組んでいました。
その様子を見て、司会者は、「子どもは、今はこれくらいしかできないだろう。ここまでやったら危険だろう。と大人が勝手に判断しているんですね。順番待ちをしているこどもたちも、自分たちで間合いを見て、ぶつからないようにコントロールしていますね。」とコメントしていました。また、別の方は、「こどもによく、自立しなさいと言うが、自立は言ってさせるものではなく、自立できる環境を与えることが大切だ。」とも言っていました。
大人は、子どもを思って、先に先にと口を出し、世話をやいてしまいます。でもそれは、こどもの伸びていく力を、曲げてしまったり、止めてしまったりするんですね。実際に、私の子育ては、そうでした。我が子のためにと、転ばぬ先の杖をたて、困らないように、傷つかないようにと、大事大事に育ててきました。きっと、子どもにとっては、よい子育てではなかったと思いますが、それはそれで、その時は精いっぱいで、後悔はしていないです。でも、私の子育ては、5年前、見守る保育を知ってから、再びスタートしました。(既に長男はその時、高校生でしたが……まだ遅くはない!!!)
それを思うと、育子園の子どもたちは、とてもいい環境にいると思います。一人一人が、可能性を伸ばす環境があり、その存在を十分に発揮し、その中で、コミュニケーション能力を養っています。大人は、終わってしまった過去や、まだ見ぬ未来を気にし、立ち止まってしまいますが、育子園の子ども達は、これからもぐんぐん伸び続けていくと思います。
(副主任:F)
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