蛇の道は蛇
2011年04月26日 火曜日
東京地方は爽やかなまぶしい初夏の空です。園庭に揚げている鯉のぼりが風で絡まっていましたので直すことにしました。「春に3日の晴れ間無し」と言われるように、1月以上掲げていると雨風で数回はこの作業が発生します。育子園の鯉のぼりはビルの7階部分からロープを張って、園庭の藤棚と結んでいますので作業は大掛かりになります。
男性職員が3人がかりで軍手をして力いっぱい引っ張って、結んだり解いたりする作業を見ていた園庭空中菜園を建設している業者が良いものを紹介してくれました。「クラッシングベルト」という商品で、荷物をしっかり固定するのに使うもので、締め付け具合をジャッキで調整できる優れものです。
即、取り寄せて使ってみたら使い勝手も最高で、力持ちでなくても約50メートルあるロープと大きな鯉のぼりを引っ張れました。今までやっていた作業がいかに非効率的だったか思い知らされました。来年は両端にクラッシングベルトを付けるともっと効果的に作業ができるのでチャレンジしてみようと思っています。
素人が少ない知識で一生懸命やっているところに声をかけてくださった業者の方に感謝です。「蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)」のとおり、物事にはそれぞれ専門性がありその道に精通するとさまざまな場面で、世の中に貢献できるのです。
「保育の道は保育士」とも言えるでしょう、保育士の役目は保護者の代わりをするお世話係ではありません。保育士の専門性とは一人一人の子どもの発達過程を的確にとらえて、その子にピッタリ合った保育援助を行い、保護者に助言することですなのですから。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ