育子園オリジナル保育備品
2011年04月13日 水曜日
先週のある日、新宿せいが保育園の藤森園長先生が提案している保育用備品の設計と製造をしている業者と育子園オリジナル注文備品の製作について楽しく話し合える時間をつくりました。
きっかけは2歳児クラスの子ども達が日常的に使用する色鉛筆などの収納場所と、使用を同じスペースで可能にするデスク棚です。既存の木製机に本棚形式のフレームを取り付けて、子ども達が両サイドから利用できるような物をオリジナルで作ろうという構想です。
現場の保育士から子ども達の動きを見ている中で、保育環境設定で改善したいところを話してもらいながら、子どもにとってどんな備品が快適なのか、様々なアイディアを出しあいました。業者からは他の園で取り組んだ話をしてもらい、違った角度から子どもにとって使いやすい物を作り上げていこうと、話し合いを重ねました。
このように現場の意見から新しい商品開発がなされ、他の園でも活用される商品が世に出るとさらに改良版ができて、使い勝手が向上していくのでしょう。昨年、ドイツ・ミュンヘンへ保育施設研修に行った際にも、この業者の方々は、現地の保育園や幼稚園で熱心に備品の写真や寸法を記録していましたので是非、職員会議にこの業者に来てもらって、商品開発現場の様子や育子園での課題などを語り合う研修を開きたいと考えています。
子どもにとって生活しやすくそれが発達に結びついていく環境設定をさらに進めていきます。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ