福島県南相馬市から杉並へ避難
2011年04月05日 火曜日
3月30日に杉並区私立園長会が行なわれました。18日開催の予定でしたが震災対応で延期されていました。会議では11日当日の保育の様子や保護者との連絡状態が報告されました。
保育園の中には最終お迎えが12日午前7時ごろの園もあり、結果的に24時間保育になったそうです。また、各園とも保護者との情報伝達が思うようにできずに苦慮していたようです。携帯電話もキャリアによって、メール受信時刻に大幅な差があったようです。
不思議だったのは、午後3時に発信されたFAXが午後8時ごろ受信されたのですが、午後5時に同じ番号から発信されたFAXが午後6時に着信されました。FAXがFAXを追い越したような状態が各保育園で発生しました。あまり耳にしたことのない現象でした。
育子園では緊急保護者アンケートをお願いして、様々なご意見をいただいたことを発表しました。保護者の方々が最も不安だったのは、園と連絡が取れないことでした。育子園では園のパソコンから一斉配信メールシステムで保護者に被害が無かったことをメール配信したのですが、キャリアによってタイムラグがありましたので、今後はツイッター等の活用を早急に検討していることを報告しました。公私立保育園がそれぞれ知恵を出し合って、連絡方法を改善してゆこうということになりました。
杉並区と福島県南相馬市が災害支援都市関係にあるので、区職員が現地へ赴き希望者を群馬県にある区の保養施設に搬送したことが報告されました。また、杉並区内にも避難者がいらっしゃるそうなので、保育が必要な子どもが居た場合には、各保育園で緊急入園をお願いすることもあるとのこと、育子園では喜んで受け入れさせていただきます。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ