サプライズ卒園式
2011年03月22日 火曜日
3月19日、第63回卒園式を無事行えました。大地震の余震も心配しながらの式でしたので、子ども達には防災頭巾を用意しました。
式の前に震災被害者に対して黙祷を捧げました。
子ども達がおめかしして嬉しそうに登場すると、会場から手拍子が起こり式が始まりました。
来賓挨拶は、地元和田小学校の石川副校長先生にいただき、小学校への夢が膨らみました。
保護者代表の挨拶では、子ども達が自分で遊びを選択して集中して遊ぶことが、その子の興味を深め広がっていく姿を見て、「見守る保育」の取り組みを紹介してくださいました。
そして、子ども達のお別れの言葉・歌が始まろうとしたところで、サプライズプログラムが始まりました。年長クラスの担任だけが知らない、保護者と子どもの歌のプレゼントです。このプログラムはある年長クラスの保護者から提案されたことを採用して、担任だけにシークレットにして子ども達、保護者が関わって練習を重ねたものでした。突然のサプライズに感極まった担任は目を真っ赤にしていました。
200席の会場が一体となっての大合唱は、実に感動的なシーンでした。育子園らしく、型にはまらないフレンドリーな雰囲気がとても微笑ましいと感じました。このサプライズも、200人収容のホールだったからこそ実現できたのです。
卒園式終了後に予定されていた、保護者と職員の集いは自粛になりましたので、そのために保護者の皆様が作成された室内装飾は式典会場にディスプレイして頂きました。また、子ども達のメッセージDVDも式が終了してから上映されました。
子どもと保護者が退場するときに流す曲は「世界に一つだけの花」です。一人一人の子どもが、まさしくその子らしく自分を表現できた、心がこもった卒園式だったと思います。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ