防災訓練をした日に大地震発生
2011年03月16日 水曜日
法人本部が経営母体の、世田谷区にある佼成幼稚園の卒園式に出席しました。東京都で最も園児数が多い幼稚園で、卒園児は130人でした。近隣小学校の校長先生もいらっしゃっていましたが、佼成幼稚園の卒園児が4割を占めるそうです。
卒園式の冒頭、参加者約1,000人で震災で被災されている方々に対して合掌して黙祷をささげました。式の内容も来賓挨拶や保護者会の挨拶など一部省略して行なわれました。園長先生からのお話も、地震で被災された方々への思いが込められていました。
さすがだなと感じたのは、園児席の座面に「防災頭巾」がたたまれていたことです。いざ地震というときにはとても大切なことです。式が終わって、園長先生から伺った話ですが、大地震当日の3月11日の午前中に避難訓練を行ったのだそうです。その午後に発生したわけですから、家に帰った子どもが机の下にもぐっていたと保護者から感謝されたとおっしゃってました。
育子園でも毎月最低1回は、「抜き打ち」で防火・防災・防犯・避難訓練を行っています。0~5歳児190人の子ども達が職員の誘導により、8分間で整然と避難完了します。こうした日々の積み重ねが、万が一の事態に反応できる基礎となるのです。なお、育子園では11日から園に備え付けの防災頭巾を登降園時に利用できるよう対応しています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ