靴下を履かせてくれた子ども
2011年03月01日 火曜日
あるお父さんから心温まる話を聞きました。
ご自身がぎっくり腰になって、あらためて家族の優しさを感じたという話です。
1月のある日、お父さんは仕事が終わって帰宅しました。そしていつものように洗面所で手洗いうがいをしようと腰をかがめた時、ギクッと腰に激痛がはしりました。
そのまま動けなくなり病院でぎっくり腰と診断されました。
何日か静養してやっと仕事に出かけようと支度をするのですが、どうしても自分で出来ないことがありました。
それは靴下を履くことでした。
その日から毎日、奥さんに靴下を履かしてもらっていましたが、ある日奥さんが体調を崩して寝込んでしまいました。
すると小学3年生のお子さんが奥さんの代わりに靴下を履かせてくれました。
心やさしく育った子どもの成長に涙が出るほどうれしくなりました。
何気なく当たり前のように過ごしている毎日ですが、ぎっくり腰を経験して自分一人では何もできないことや、家族や職場の皆さんのやさしさを発見できたと明るく話してくれました。アメリカでぎっくり腰のことを「魔女の一撃」と言うそうですが、このお父さんのように受け取り方を変えると「おかげ様」に沢山気づけるきっかけとなるのですね。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ