「現在」に最高のプレゼントを頂いている
2011年02月10日 木曜日
現代はストレス社会と言われますが、ストレスと上手に付き合う方法を、ある先生から伺いました。
①「世の中は自分の思いどおりにならないもの」と割り切る。
②「ああしよう、こうしよう、自分の自由にしよう」と思わない。
なにか、当たり前でとても簡単なことのように聞こえますが、これがなかなかできないで私たちは苦労しています。大切なのは、目を内に向けていくことです。
今、どのような状況であろうとも、私たちは間違いなく生かされている。このこと一つを考えただけでも有難いとうい気持ちになることができます。そうした有難いものをたくさん見つけ出していくことで、次第に苦悩が解消されていくということです。
英語で現在のことを「present」と表します。贈り物も「present」です。同じスペルなのです。片方は「現在」、片方は「贈り物」。その意味では、「現在」に最高の「贈り物(プレゼント)」を頂いているということもできるのではないでしょうか。
日常生活の中で、有難いこと、恵まれていることを探していくと、実は不平不満に感じることよりも、数は多いのではないでしょうか。ただ、それを見つけるのが日本人は下手なものですから、つい不平不満を言ってしまっているのです。
何か特別なことがあったから幸せというのではなく、今こうして生かされていることを、有難い奇跡だと受け取れる自分になることが大事なことと言えます。
先日のブログに記した日本人は自己評価・自己肯定感が低い民族という以前に、今いのちを頂いていることに対する奇跡、そこから発する感謝の気持ちを大人が持ち続けることで、自然に子ども達にもその大切さが伝わっていくのだと思います。保育園をはじめ子ども達がいる職場は、たくさんのプレゼントを頂いている場所です。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ