子ども手当よりも保育園を
2011年02月08日 火曜日
先週土曜日に行われた発表会に、育子園で以前務めていた非常勤の職員が来てくれました。昼間は育子園で働き、夜間は保育学校に通って保育士資格を取得し現在は都内の保育園で働いています。就職した園での様子を聞いてみると、都心にある園で常に定員上回る状態で切実な入園希望の問い合わせが沢山寄せられているそうです。
また、新年度に育児休業明けで復帰する職員も保育園入園申込はしてあるものの、待機児童が多くて入園できない場合は職場復帰ができなくなるのではと不安をかかえ、子ども手当2万円もらえるより保育園に必ず入れる安心が欲しいと訴えていました。
このように保育士が職場復職できないと、保育園の受け入れ体制も計画が崩れ保育が行えなくなり、採用計画まで考え直さなければならない状況になるなど、待機児童問題は保育園自体の運営にまで影響しています。
一方、子ども手当は時限立法、今国会の動向によっては廃案になる可能性がある薄氷状態です。保護者の意識調査でも子ども手当の先食い財源をいずれ今の子ども達が背負うのだとすると、複雑な思いがあるという意見が多いようです。
★【杉並区緊急対策】では、待機児童緊急対策として4月から新たに230人分の認可保育園分園・区保育室・認証保育所を開設することにしました。2月16日に発表される認可保育園第一次選考で内定しなかった場合は2月22日までに再申込をすることになっています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ