疲れない発表会
2011年02月07日 月曜日
先週行われた発表会、それぞれのクラスやグループの出し物をホールで子ども達同士で見ました。
当日は保護者の皆さんに見えやすいようにするために、一応ホールのひな壇の上で子ども達はあがるのですがあくまでも便宜上だと思っています。
発表会は子どもの発達に応じて、様々な表現活動を披露するための行事です。幕間には普段幼児グループで遊んでいる「あやとり」を披露する子ども達が登場して、得意なあやとり作品を披露します。4連続技やだましあやとりなど得意げに嬉しそうにやっています。
お笑い芸人を演じたり、手品をする子ども幕間に登場し、満面の笑顔で楽しそうに演じています。
観客役の子ども達も、舞台の子ども達と一緒に踊りだしたり歓声を上げて一体で楽しんでいます。
また、「園のこだわり」ブログにもあったように、2歳児クラスの劇遊びでは太鼓を叩きたいという子どもが登場し、劇の展開場面に効果音を演奏してくれるのも、自発的な遊びの延長線上で生まれた創造的保育だと感じています。
以前にある幼稚園の園長先生から聞いた話ですが、発表会に向けて担任が気合をいれて何ヶ月も前から特訓ならぬ練習を重ね、当日は寸分の狂い無く(大人の目線で)演技を終えたそうです。翌週の月曜日、担任は疲れ果て休んだので代わりの職員が子ども達に、「先週の発表会はとってもよくできたので、今日は発表会ごっこをやりましょう!」と誘うと、子ども達は「も~いやだ!疲れた!」とうんざり顔だったそうです。
大人も子どもも疲れ果てた発表会の取り組み方を、根本的に考え直すきっかけになりましたとおっしゃってきました。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ