何を言うかより、誰が言うか
2011年01月31日 月曜日
ある職員がもっと話す力をつけたいと前向きに取り組んでいることを話してくれました。
山田ズーニーさんの『話すチカラをつくる本』を購入して、参考にしているというので読んでみました。山田ズーニーさんはベネッセコーポレーション入社、進研ゼミ小論分編集長後にフリーになった方だそうです。
冒頭、「いきなりですが、宇宙人発見のニュースです」という情報を、あなたはどのメディアだったら信じますか? ①○○新聞 ②インターネットのあるサイト ③テレビのバラエティ番組 ④国営放送のニュース いかがですか、おなじ情報なのに人は選別しているのです。これは「何を言うかより、誰が言うか」ということで、同じことを言ってもあなたが言うのと、他の人が言うのとでは、印象がまるで違います。と記されてありましたが、話すチカラという以前にその人のチカラ、人間性や信頼というものがあってこそ、聞いてもらえるか否かが決まってくるというのですから厳しい指摘です。
人材育成セミナー等でも、人は第一印象がとても大切ではじめの6秒間で印象が決まってしまう。と言う講師もいるくらいです。初対面の6秒では話すどころか挨拶の途中で、すでに印象が決まることがあるというのですから本当に一瞬です。
このことは職場や保育の現場に置き換えても同じことが言えます、自分自身が日々どのように生きているか人生観が問われているのですから、一瞬一瞬を自分らしく子どもの手本となれるよう大事に生きることに尽きるのでしょう。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ