「頑張っているね」は魔法の言葉
2010年12月14日 火曜日
あるお父さんから息子さんとの関わり方で、なるほどという話を聞きました。
私の息子は中学3年生、高校受験のため毎晩塾に通っています。ある晩のことです、塾に出かける息子に何気なく「今日も勉強、頑張って!」と声をかけたら突然、カバンを投げつけられてしまいました。そして息子は目に涙を浮かべて叫びました。「ぼくは毎日、学校と!塾と!こんなに一生懸命、頑張っているのに、これ以上何を頑張れって言うの!」
受験の重圧に押しつぶされそうになりながら十分頑張っていた15歳の心に、私はパンチを入れてしまったのです。後日冷静になった時、「頑張れ」ではなくて「頑張っているね」だったと、息子に謝まることができました。
という内容でした。
日ごろ、つい「頑張ってね!」と言ってしまいうことがありますが、言われた相手にとっては言葉の中に今以上に「もっと、もっと」と言われていると感じてしまうのですね。
「頑張っているね」は今のままの自分を認めてくれている嬉しい言葉。大人の役目は子どもに安心感や自己肯定感に繋がる言動を行うことに徹することですね。本当に気をつけていきたいと思いました。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ