「千の風になって」の母親
2010年12月02日 木曜日
「千の風になって」の作曲者、新井満さんが保育ナビで、子どもとの関わりについて次のように述べています。
とにかく「余計なことをしない」こと。失敗というのは余計なことをした時に起こるので、子どもに対しても過剰な関わりは余計なことです。大人の自己満足に過ぎません。
荒井さんのお母さんはは助産師だったそうですが、かの有名なギリシャの哲学者、ソクラテスのお母さんもそうでした。
ソクラテスの会話のメソッド、ソクラテスの産婆術は「あなたはどう思いますか」と相手に問い、相手が自ら答えを見つけられるように導く方法です。いきなり相手に指示や解答を示したらそこに成長はありません。産婆はお産を助けますが、赤ちゃんを産むのは母親自身です。
それと同様にあくまでも相手を主体にして考えを引き出させます。つまり、子どもに対しても余計なことはせずに、こうしなさいと強制などしないことが最も重要ですと述べられています。
まさに子ども主体・子ども中心の関わり方です。保育者は基本的に世話好きな人達ですから、適度な距離感を保つにはチーム保育を行って、保育者や保護者など自分以外の人達に保育を見てもらうことも大切なことです。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ