縦のつながりと横のつながり
2010年11月06日 土曜日
きく組は、隣のそらグループからいつまで経ってもお兄さん、お姉さんの声がしないことに不思議顔。
「どうしていないの?」とのぞき込みお兄さん、お姉さんを探していました。
「今日は、遠足に行っているんだよ。みんなもお兄さん、お姉さんのクラスになったら行くんだよ。」と保育士が伝えると
「ふーん。」と期待の表情をみせていました。生活の中で自然と異年齢との交流や刺激をうけているのだなと改めて実感させられました。
そして、今日のきく組は、公園に散歩に行きました。子どもたちは、戸外へ行くために帽子を「先生やってー。」とかぶらせてもらいにやって来ます。「自分でやってごらん。」と声をかけると「できない。先生やってー。」と言う子どもが多いのですが、
「A君にかぶらせてもらって、その次にB君がA君にかぶらせてもらったら?」と言うと、「できない!」と言っていた子どももお友達のならということでいつも大人からやってもらっているように、お友達に器用にかぶせてあげることが出来るのでした。
そして、お互いに帽子をかぶせていると、「A君、やって。」「ありがとう。」という言葉と笑顔を交わせているのです。
また、かぶらせてあげた後に、A君の帽子が脱げると、いつもは「やって。」と大人の元へやってくるのですが、A君は、コツを掴んだのか「お友達にやってあげた。」という経験でちょっとお兄さんになったのか、次からは自分でかぶり直しているのです。
大人がやれば早いことなのですが、大人がやってしまうと子どもの経験やお友達との交流など、たくさんのことを奪ってしまうことも多々あるのではないかと思います。
子どもの自立にとっては、時間がかかっても見守れる心が一番早いのかなと思いました。
そして、夕方。2階ベランダで遊んでいると、幼児組さんの乗ったバスが育子園に帰って来てくると大興奮で
「おかえりなさーーい!!!」と手を振ってお兄さん、お姉さんを迎えていました。
(おひさまグループ:A)
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