男性向け「女性誌」の隆盛
2010年10月12日 火曜日
女性誌の名前を冠にした男性向け雑誌が相次いで出版されています。多様化する男性の価値観、ライフスタイルが既存男性誌に物足らなさを感じていた男性達に受け入れられています。
「イクメンたちのオレ流子育て」 「集まれ!男子パスタ塾」などの見出しが溢れています。創刊27年目の「LEE」の増刊号「Men’s LEE」、LEE読者の夫たちの中には「妻が大好き」「育児、家事に積極的」なタイプが多く、家族との時間を楽しみたい男性達が読者となっています。
最近も書店で「ハナコ・フォーメン」を見ましたが、女性誌を思わせる紙面でこのジャンルへの出版業界の力の入れようは相当なものです。なかには男性が女性化してきた証拠と皮肉る人たちもいますが、日本がやっと文化的国家になってきた証拠との見方もあります。
昭和の時代「平凡パンチ」などに親しんできた世代には理解しがたい現在の出版事情かもしれませんが、先進各国は労働時間を短くし育児休暇や家族で過ごす時間、長期バカンスを楽しめる施策が当たり前になっています。
今夏訪れたドイツ・ミュンヘンの育子園卒園者のご主人は有名な自動車会社B○○に勤務していますが、毎年40日間の連続休暇を取得する制度になっていると当たり前のようにおっしゃっていました。
日本も男性の育児休業や連続○○日間の休暇が当たり前の社会になる日がくると子どもにとっても幸せな国に近づくのでしょう。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ