保育参加は保護者と園を結ぶ
2010年10月04日 月曜日
9月28日の読売新聞朝刊に「保育園 親が一日先生」という記事が掲載されていました。埼玉県の保育園でお父さんが一日保育参加をして、絵本を読んだり給食の準備、お昼寝の補助などを体験した感想を次のように述べていらっしゃいます。
保育は忍耐力と体力が必要、お昼寝の時間に職員とじっくり話ができて良かった、感心したのは職員はどんなに忙しくてもちゃんと子どもの言葉に耳を傾けていたこと、でした。
以前のブログでも紹介しましたが、埼玉県は県内の私立園で「親心を育む会」を立ち上げ、全県で保育参加を進めています。それをサポートしているのが杉並区在住の松居和先生(県教育委員会メンバー)です。
11月13日に渋谷区で行われる松居先生の講演会には、育子園の職員も参加し研鑽を深めてきます。
このように保育参加は各地で広がりを見せ、東京都内では品川区の全公立保育園が始め、来年度から長野県茅野市も始める予定です。
育子園も今年4月に行われた松居先生の講演会をきっかけとして、7月から保育参加を始めました。今日も保護者が参加していらっしゃいます。
従来型の保育参観は大勢の保護者が一堂に来園しデジカメ・ビデオ撮影会になったり、子ども達も落ち着かず日常的な保育をご覧いただけない状態の園が多いのではないでしょうか。
それを180度見直し、方向転換した「保育参加」は保護者と園の共通理解を深め保育の質が向上できる良い取り組みだと実感しています。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ