五百年間建築し続けた願い
2010年07月14日 水曜日
★スイス、マッターホルンの麓、ツェルマットのカトリック教会の鐘の音と映像です。【P1140053】
イタリア、ミラノのドォオモを参拝しました。なんと五百年の歳月をかけて建築された世界最大のゴシック様式で外壁は大理石。
百を超える尖塔が天に向かう圧倒的な存在感は、大広場で夏の強い日射しを浴びて真っ白く浮かびあがっています。
その内部空間は十字架を成し、以前参拝したバチカンのサンピエトロ大聖堂をひと回り小さくした大きさで、質素な内部装飾が落ち着いた印象を与えてます。ひんやりとした薄暗い堂内でロウソクを献灯し、心静かに感謝の気持ちを捧げました。
今回の旅では、ドイツ、ビース教会やスイス、ミュンスター大聖堂、イタリア、サンマルコ大聖堂、サグラダファミリア大聖堂など世界文化遺産に指定された数々の教会を参拝しました。
スペイン、バルセロナのサグラダファミリア教会は建築開始から百年、今まさに建築中で完成は二百年先とも言われています。
この様な先人の壮大な計画に基づく建築物を目の当たりにすると、日々の些細な事象で右往左往する事は何の意味があるのか、改めて考えさせられます。
訪れた町や村は教会を中心に形成されていてます。時を報せるそれぞれの鐘の音と共に、人々の人生と日々の生活がそこにあるのです…。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ