フランス語で喃語
2010年07月14日 水曜日
ヨーロッパ鉄道の旅では様々な駅や列車に出逢えます。まず駅には改札口が無く、乗りたい列車がどのプラットホームから出発するかは20分前にならないと決定しません。
今回は二十回列車を乗り継ぎ7カ国を旅したましたが、特にシートアレンジには特色があります。
画一的な配列の車両は一つとして無く、デザイナーの遊び心が随所に現れています。
スイス、ジュネーブから首都ベルンに向かう列車の二階は、とてもルーミーでリビングルームのような赤いラウンドソファーがゆったりと旅する気分にさせてくれます。
フランス、マルセイユから乗った列車は、アイボリー色のレザーシートで電動リクライニング付です。
通例を挟んだ席には、幼い子どもと母親が座っています。おそらくフランス語の喃語で色々と訴えかけているのですが、何と無く何を言っているのか雰囲気で伝わってきます。
それに対して母親が丁寧に受け答えしています。
すると、その子が持っていた縫いぐるみが通路に落ちたので拾い上げて、年を尋ねると三歳とのこと。
子どもの発達過程は世界共通ですから、自我の芽生えが顕著な頃です。子どもの気持ちを受け止めるてあげることが最も大切な時期にさしかかっているのですね。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ