晴れの日はアーメン、雨の日はハレルヤ
2010年05月24日 月曜日
登園時間に門に立っていると、ある親子が大きな傘ひとつに寄り添って登園してきました。「大きな傘ですね」と問いかけると、「二人で一緒に入れるように…」と笑顔で答えていらっしゃいました。
さて、「お天気」ついて育子園の庭野名誉園長は、
…私たちはまず、お天気について悪口を言わず、毎日のお天気をそのまま受け入れるところから、物事を考えていく訓練をしていくことが大切なようであります。ドイツ人のデーケン博士(上智大学名誉教授)という方がおられます。私もお会いしたことがありますが、とても面白い方であります。
そのデーケン博士が、ある時、「日本人は、お天気のことを心配するけれども、私はお天気のことは全く思い煩いもしません」と言われました。そして、「晴れの日はアーメンと言います」「雨の日はハレルヤと言います」とおっしゃるのです。
アーメンとは、キリスト教で「み心のままに」という意味です。ですから、晴れであったら、これは神さまのみ心のままに頂いた、大変有り難いお天気だと、感謝で受け取るということであります。 そして、ハレルヤということも、神を讃えよとか、喜び、感謝という意味ですから、雨が降っても、神さまが授けてくださった有り難いお天気だということになります。
このように晴れても、雨でも、有り難いお天気だと受けとめるのが、本当にありのままに見るということなのだそうです。…
雨が降っているおかげ様で、一つの傘で仲睦まじく寄り添って歩いている親子の後姿を眺めていると心が温かくなりました。
Posted in 前園長(11代)須田 益朗の実践ブログ